武市光平さんの聴く人の心を揺さぶる音楽に魅せられ、2008年、高知県内在住の社会人バンド経験者達が集まりました。
高知県内各地で、ジャンルを問わない様々な演奏を行っています。
|
「地域音楽活動支援」は、ジャンルや活動形態を問わず、演奏活動や創作活動を通じて、地域の音楽普及や音楽文化向上に取り組み、成果を上げているグループ、団体を対象としています。
日本全国216件の応募の中から高知県では「光平バンド」が選出されました。
(全国で64の団体が支援を受けました。四国内は2団体が支援)
障がいを乗り越え、聴く人の心に残る演奏を
光平バンドは、知的障がいを持ちながら音楽に優れた才を示す20歳の青年、武市光平さんを中心に2年前に結成されました。小学校入学前にエレクトーンを習い始めた武市さん。中学生の頃からの担当講師・渡辺浩さんが、他楽器とアンサンブルをした際の彼の生き生きとした表情を見て、知人のフュージョンバンドと演奏の機会を設けたことが結成のきっかけとなりました。
「光平くんの演奏には計算がないので、音楽の喜び、エレクトーンの魅力を聴く人にまっすぐに伝え、その一生懸命さには人を励ます力がある」と、渡辺さん。難聴が進む武市さんのために「今、できるだけ多くの演奏機会を」と、この支援に応募。今年度はソロ演奏を含め、学校・デイケア施設・県のイベントなどで活発な演奏活動を行っています。昨年11月21日、第22回全国生涯学習フォーラム(まなびピア高知)参加コンサートでの演奏もそのひとつ。リズミカルなラテンナンバーや荘厳なソロ曲など3曲を披露、武市さんが手拍子もリードして会場を盛り上げました。大好きなエレクトーンで、地元の方たちの心に残る演奏を届けたい…笑顔のステージで思いをあらわした武市さんの姿に、大きな感動が広がりました。
ヤマハ音楽振興会「広報誌ymfより」
日本全国173件の応募の中から高知県では「光平バンド」が選出されました。
(全国で65の団体が支援を受けました。四国内は3団体が支援)
日本全国173件の応募の中から高知県では「光平バンド」が選出されました。
(全国で73件の団体が支援を受けました。四国内は1団体が支援)